遺産相続③

こんにちは、こんばんは、

卵爆弾よー!キャリーです。


前回は法定相続情報一覧についての色々を紹介しましたので、今回は遺産分割協議書について色々書きます。色々咲き乱れていますが許してくださいね。

さて、遺産分割協議書ですが、これも亡くなった人の銀行等からお金を下ろす際に必要になります。(一応これを使わない下ろし方もあります、詳しくは銀行、相続でググってね!似た様な事が書いてあります) また土地の事についても登記の際に必要にもなりますので、相続の際に協議書は作る事になると思います。


例えば、

Aは次の遺産を相続する。

土地○○、建物△△

Bは次の遺産を相続する。

株式●●、自動車◎◎

Cは次の遺産を相続する。

腕時計××、絵画□□

A、B、Cはそれぞれ現金▲▲万円ずつ取得する。

▽▽銀行▼▼支店⚪︎⚪︎万円

※※銀行※※支店◉◉万円

みたいな感じで、判明している資産とその詳細、誰が貰うか、どれくらいずつ分けるか(基本的な相続割合は法で決まっています、親からの相続は兄弟で割りますし、夫や妻なら配偶者は1/2で子どもは残りを人数で割るなど)をつらつらと、一枚の用紙に書き連ねます。手書きでもワードでもエクセルでも良いです。沢山の土地や価値のあるもの、複数の銀行預金や株式などあれば凄いボリュームになると思いますが、私の場合は土地と建物、数カ所の預金だけなのでシンプルでした。

また現時点では知らなかっただけで、実は意外な資産が後から分かったなどもあると思うので、後に判明した資産は都度協議するなどの文言を加えておきます。というか遺産分割協議書でググったら色んな例があるので見た方が早いです。だから色々、島倉千代子なんです!雛形もネットにあるけど書き方は千差万別で要は相続人が揉めない様に明記すれば良いみたいです。

これを作成したら、相続人全員が署名し実印を押す欄を加えて、ドンドン回していきます。一同に会すれば話は早いのですが、私の場合はみんな高齢者で遠方にバラバラに住んでいたのと、めちゃくちゃ大きな額や土地ではなかったので郵送で済みました。というか一同に会すればそれこそ揉めるだろうし。

ただ些細なハプニングはいくつかあり、色んな雛形を参考に(昔に親戚の作った物のコピーも見ながら)私が作成したのですが、家は一つなのに土地がいくつかに分かれていたり(パズルじゃないんだから!笑)、固定資産税が掛かる掛からないやら、相続人の中でやべー誤字っちゃった!とか(大事な書類に限ってあるよね、実印で訂正印を押せばOK)、清算する金額盛り過ぎじゃね?と突っ込まれないかとか(領収書やら根拠はあるのよ!)、相続人の誰かが何か言い出さないかとか。というか銀行や法務局からこれ作り直してくださいと全員の実印を押した後に言われないかとか。なんせプロじゃないですから私。

というかですよ、自分の遺産が一体どれだけあるのか。どれだけの人がしっかりと正確に把握しているのでしょうか。銀行預金だけでも口座を作りすぎるのは考えものだなあとか、クレジットカードもそうですし、車やら腕時計や指輪などの宝飾品は勿論、土地に株に家そのものにetc。沢山の資産がある事はその人が頑張って稼いで手に入れた物やら代々受け継いだものであるので立派な事だけど、人生の最期が近づいたら整理するなりリスト化するなり、ある程度解るようにしておかないと残された人が大変だなあとか思ったりしました。

あればあるほど相続人の間で揉めるだろうし、相続税もかかるし(3,600万円を超えると課税されます)、このあたり難しいですね。

実は大叔母の資産を洗い出しながら、実家の現状を親に確認しました。借金はある?預金額は?家や土地はどうする考え?とか。まだもう少し先だからか、少々はぐらかされたりもありますが、でも人は急に亡くなるものです。世の中には絶対などありませんから!

遺産分割協議書、もしくは自分の資産についてちょっと考えてみても良いかもしれません。もっというと遺言書を作るかどうかや、エンディングノート!これは作って絶対に損は無いはずです。というか私作り始めてます。死んだらどうして欲しい、誰を葬儀に呼びたいか、その他に大事な連絡先や資産や感謝の言葉など。私の祖母はその辺がしっかり作ってあって、葬儀の際に誰を呼び、その連絡先や住所を含め明記し列挙してあったので割りかしスムーズでした。大事な書類(登記簿謄本や預金通帳やら)はまとめてありました。更には遺影にはこの写真を!まで決めていました。ついでに細かい日記やら。元気だった祖母は癌で急に亡くなったので本当ならあたふたするところ非常に助けられました。やべー私が死んだら変な写真になるわーとか、口座って今いくつあったっけ?とか、記帳してないやつあるわーとか心配になりました、というか心配です、大した額では決してなくても。


補足ですが、協議書を作る際に実印を押すので、その実印の証明に印鑑証明が必要です。戸籍の話ばっかりした前回に続き、次は印鑑証明ですよ。更に土地の適正な価値や広さを明らかにする為に土地の固定資産税証明書なども役場で取りました。一応、毎年の固定資産税の支払に使う通知書でも分かるのですが、パズルのように分かれた土地の一部が非課税の土地で、これは通知書に記載が無かったのです。あぁややこしい!私は何回も母と役場に通ったので役場にとって厄介な人認定は確実ですが、これからの方は上手くやってね、教えたのよ!

今回は遺産分割協議書について紹介しましたが、本当はもっと突っ込んで書きたいところ、書き方が難しいのでこんな感じでフワッとに留めます。あまりに詳しく書いて身バレしたら私は親族から吊し上げです。では次は土地の登記について書きたいと思います。価値の無い田舎の土地でも亡くなった人の名義のまま放っておいたら固定資産税はかかるわ、維持費光熱費はかかるわ、放火や火災になんやかんやありますので。実際ありました、事件が!空き家問題は現在の日本で深刻な問題ですしね。

それでは、教えたのよ!!またね。