遺産相続④

こんにちは、こんばんは、裏切り者ぉお!キャリーです。(このSATCネタ、分かってくれたら嬉しい)

さて、遺産相続について、法定相続情報一覧、遺産分割協議書ときて、今回は土地の登記申請について書きたいと思います。全くネタが尽きません、遺産相続がいかに長く険しく複雑な道のりか伝わるかと思います。

最近は戸建やマンションを持たない生き方(賃貸で一生を終える)も増えています。とは言え高齢者は家や土地を持っている人が大半で、亡くなった大叔母の家や土地を誰かが引き継がなくてはなりません。その為に登記申請を行う事になりました。遺産分割協議書を作成するにあたり、相続人の内の1人(この方が本当に素晴らしい人格者でAさんとします)が引き受けてくれる事になり、この旨を盛り込み、相続人のみんなに承諾されました。

そして、名義を大叔母からAさんに移す手続きを正に今やっているのですが、これまた人生色々ありました島倉千代子!まず、土地の名義を変える為に法務局に行き、所定の様式や記入例等を頂戴します。基本的に書き方までは地方法務局では教えてもらえず、提出の受付のみを行っている為、詳しくは県庁所在地にある法務局へ電話して尋ねる事になります。しかしたまに出先にも指南や相談に乗ってくださる専門家が来てくださるので、利用する事を強くお勧めします。なんてったって無料ですから。私、母と共にたまたま登記の提出に行った際に(なんてったってアイドルな姪孫なんで相続人の母の同行が必要)超運良く専門家が来ており色んな人からの相談を受けていました。これ幸いと提出予定の様式を見せたらビックリこきまろ。赤ペン先生並に修正があり、細かい指南を受けました。うそーん、頑張って作ったのよ。提出直前に分かって良かったけど。

更に大叔母の土地を登記するのがメインですが、実は私の住む母方の祖父母の空き家がまだ名義変更しておらず亡くなった祖父のままだったので、母名義に変える(前の前の記事で紹介しましたが祖父母の遺産は孫には渡せません)手続きも一緒にやっちゃおうとしてまして(行く行くは私のモノになります)、こっちの方は一段と修正が必要となりました。要は2件分がまだ申請途中な訳です。更に更に大叔母の方は遺産分割協議書が不備なく使えたのですが、祖父の遺産を引き継ぐ遺産分割協議書(わざわざこの為に作りましたよ、土地を母が取得するという文言を明記して、母と兄弟の実印まで押した一枚紙)に不備がありました。やめてぇ。大叔母宅の様に祖父母宅も土地がパズルのように3つに分かれており、その内の一番小さい土地の方の記載が抜けており、このままではそこは祖父の名義のままですとの事。くぅーーー、これも大叔母の土地のように非課税の土地で固定資産税の納付書に記載がありませんでした。やられた!

という事で、こっちの方は遺産分割協議書から作り直しです。まあ母とその兄弟だけの協議書なのと、兄弟の方はすぐに対応してくれるので、大叔母の方で無くて良かったと思ったり。やっぱり土地も非常に面倒ですね。あと土地だけでなく家屋(動産)も誰々が取得、という記載を遺産分割協議書に記載しておくのが登記では大切で、土地の上にある家やら物置やら何やらは基本的に土地とはまた別に名義があります。登記でググると分かりますが、どれもこれも土地と家屋両方の記載があります。更地なら別ですが。

これがめちゃくちゃ重要で、土地に漏れなく家屋も付いてくるので新築や立派な豪邸や歴史的価値のある家ならともかく、田舎の古い家は貰っても維持や処分に必ず困ります。軽井沢の別荘みたいな使い方をしたいなら別ですが、それは軽井沢にあるから価値がある訳で。私みたいにまだ先がだいぶある人が賃貸借りるより空き家になった祖父母宅に住めて色々な費用が浮いてラッキーみたいなのは少数で、大体が更地にすると固定資産税が最大で6倍、そうでなくとも3〜4倍には膨れ上がり壊すに壊せない状況になります。決心して壊すのにも解体費に数百万は必要です。加えて田舎の古い家を売りに出しても買う人が居るのかって話ですよ、周り空き家や売物件の看板だらけだし。

空き家バンクに登録する(自治体等に委ねる)のも手ですが、実は空き家バンクには審査があり、名義を適正な人に変更した上で家の補修等を施す必要があります。まあ登録したからと言って貰ってくれる人が現れる確率がちょっぴり上がるくらいです。

余談ですが、前のブログで事件があったとチラッと書いたのですが、大叔母の家で水道管から水漏れがありました。水道管が悲鳴を上げるくらい年季の入った家なんです。検針で家の水が漏れてるのが発覚し、水道代が大変な事になってますと役場から連絡があり、え!いくら!?と尋ねたら8万円。8万円!ちょっと電気代高騰の今でもそんな金額いかないし、一軒家の水道代がそんなに高額って聞いた事ありません。(ニュースで学校のプールの水が出しっぱなしで数百万は聞いた事がありますが) とりあえず8万円を払った上で(出費ばっかりよ)、業者を呼び修理しました。(よくポストに入ってる薄いペラペラの検針の紙の重要性を知りました)幸い地面に埋まった水道管なので減免措置を受けられました。しかし役場は始めしぶりました、というか中々に不親切でした。業者がよく調べてくれて減免いけますよと丁寧に対応してくれ、その方のお陰で大半のお金は後から戻ってきました。いやもう役場よ!それでも修理はするわ(2回)、減免措置の手続きはするわで何やかんやで凄く疲れました。もう役場恐怖症です。姪孫ですから尚更に。

という事で古い家を引き継ぐというのはリスクばかりなのです(これが言いたかった!) このリスクをAさんは引き継いでくれるのです、もう頭が上がりません。要は登記すりゃ良いって話ではなく、まあしないといけないんだけど、するにあたってよく考え無いといけないという事です。一応、大叔母の家を取り壊す際には私も戦力として家の中のモノを処分したり大掃除したりする予定です。何か金目のモノが見つからないかなあ(最低)

という事で、もうすぐで登記は完了するのですが登記後が本番という感じです。Aさんは暫く固定資産税を支払う事も承知の上で本当に申し訳ないです。みなさんも家を立てたら壊す事までよく考えておきましょう。教えたのよ!

では、次はいよいよ立て替えた葬儀代などを取り戻す、凍結した銀行からお金を下ろすまでの話です。ここに来るまで長かった。もう少しで遺産相続の話も終わりなので、良ければ読んでね!世界中のお母さん達に乾杯!(これもSATCネタです)